# 痔の手術をした話
本日の話は、僕らデスクワーカーにとって割と身近な話だと思います。
そう、痔の話です。
今までにも何度か通院していたんですが、全然よくならずに悪化の一途を辿っていたので、こりゃそろそろヤバイってことで手術することになりました。
グロ注意!
もう表題からお分かりの通り、今回は下ネタになるのでこの先ご注意ください。
なるべく直接的な表現は避けますが、綺麗な話ではないので読みたくない方はスルー推奨です。
# ことの始まり
もうずっと前から症状はあり、今までも何度か病院に行ったことはあったんですが、 その都度ボラギノール的なおクスリを出されるのみで、根本的に治るわけじゃなかったんですよ。
痔って4段階のステージがありまして、俺の症状的には3段階目を過ぎて 4段階目 にさしかかった辺り。THE・最終段階です。
もうこりゃ放って置けないし、今までの経過観察的な治療法じゃなんともならんやろ!ってことで、お医者さんにお願いして切ってもらうことに。
そうと決まったらあっさりとしたもので、簡単に手術の説明を受けて、日にちも決まりいざその日を待つことに。
どんな説明を受けたか
- 術後3週間は運動や飲酒、刺激のある食べ物は禁止
- 当日朝から絶食してね
- 術後は起きてると頭痛が出るからゴロゴロ寝ててね
- 帰りは麻酔効いてるから気をつけてね
な感じ。 ランニングと飲酒は日課になってたのでちょっと残念。
# 手術当日
当日は朝から絶食を言い渡されてたもんで、出かけるギリギリまで寝る・・・
「キャアーー!ちょっとMasakiさーーん!起きてーーー!!!」
急に大声を張り上げて叩き起こしてくるヨッメ。こんなタイミングで産気づいたか?!と思って急いで駆けつけると・・・
「ほら見てみて!ホットケーキ綺麗に焼けたの!(ドヤ顔ドヤァ(バターの香りムオーン」
.
旦那が絶食中だってのにリアル飯テロしてんじゃねぇ!!(怒
# 病院に着いてから
というわけで午前から病院へ。
着いて早々軽い診察を受け、病室へ案内される。
無骨なベッドに通され、病院服にお着替え。 点滴を打たれて2時間ほど暇なので昼寝。
というか暇すぎるのでSwitch持ってくればよかった。しばらくはやることない。
TIP
手術の日はスマホの充電器とゲーム機くらいは持っていくといいかも。 暇です。
# カンチョーッ!だっふんだ!!
さて、午前の診療も落ち着いた頃か?看護師さんが来た。
「これからカンチョーするので、トイレで3分くらい我慢してから出してくださいねー」
ほほう、看護師さんにケツ穴を弄られるなんて羞恥プレイっすか。なかなか恥ずか・・・うっ!
余計なことを考えてる間も無く刺され、慌ててトイレへ駆け込む!やばいっ!!
( 擬 音 割 愛 )
3 分 な ん て 我 慢 で き ま せ ん で し た
# 手術台へ
すっきりしたところでT字帯という名のふんどしに履き替え、手術台へ案内される。
心電図や自動で血圧を計る機械などを装着され、しばし看護師さん達と御歓談。
和やかムードでありつつも、これから手術が始まると思うとだんだん緊張してくる。
しばらくすると、先生がやってきて手術開始。
背中の表面に麻酔を打ってから、本番の麻酔をブスリ。ものの数分で下半身にしびれが走り、わずかな触覚以外の感覚がなくなる。
台にうつぶせになり、テープでがっつりSiriを拡げた状態で固定される。もう下半身の感覚がない。うつぶせでタマタマを潰してたりしないかだけが心配。羞恥プレイ。
「これからジオン打って様子見て、切るかどうか決めるからね」
ん、ジオン?シャアか?俺はアニメは知らんがズゴックが好きだぞ。
失われた下半身の感覚の恐怖心を補うため、ガンダムオンラインで仕入れた知識を元に必死にアナル・レイとジオン軍の戦いを妄想する。
「はい、ジオン(注射)刺すねー」
# 親玉の登場
ジオン軍の執拗な注射攻撃を受け、撤退する連邦のグロい悪魔。
どうやら俺の痔は血管の多いタイプだったらしく、出血しやすいがジオン注射が効きやすいタイプで、効果覿面だった模様。 痔というのは引っ込みさえすれば痛みも治まって治療完了というものらしい。
しかし、3対の腫れのうち一体だけまだ生き残っており、どうやらこいつがラスボスらしい。
「まだ残ってるのがいるから、これから切るねー」
目を瞑って瞑想するMasaki、下腹部は重い感じというか、これ麻酔が切れたら痛いんだろうなーっていう鈍い感覚だけ。
そして微妙に焼けた匂い。ああこれは切ってるやつかな。
「はいー切れたよ」
って見せてくれたのが小指の先くらいある立派な血腫。はぁーこれが元凶ってやつね。
これにて一件落着。手術そのものの時間は30分も行ってないと思う。あっという間。
ただ今まで打たれた麻酔の中で一番強いレベルだったんで、怖かったー。
# おしっこしたら帰っていいよ
あとは病室まで担架で運ばれて休憩。
麻酔が切れるまではまともに歩けないから、抗生剤と血液凝固剤を点滴してもらって、寝る。
麻酔が切れて、おしっこがでたら帰っていいって話なんだが、 なんせケツに大怪我してるもんで力をいれらんない。 自然に出るまで水飲んで待てっていうので、夕方5時過ぎまで休んでおしっこが出るのを大人しく待った。
ちなみに出たおしっこもチョロチョロと元気なし。こんなビームサーベルじゃザクも倒せない。
# 帰宅後・・・
手術ってのは、終わってからが本番なのかもしれない。
最も恐怖のイベント、大便。
軟便が出た方が楽だっていうので、水を大量に飲んで、消化にいい食べ物を口にしてはいたものの、 何せケツは大怪我してるし、出す前からジンジン疼いてるしで、出すのが怖い。
トイレで15分ほど格闘。おならの音が出ないようにすかしっぺするような感じで我慢。 しかし我慢の限界。スバババババ。激痛。
その後しばらく悶えていたがなんとか終了。めっちゃ変な汗でた。でも生きてた。
この痛みがまだ数日続くと思うと気が重いけど、これから素晴らしい毎日が待っていることを願って我慢しようと思う。
# まとめ
以上、痔の手術の体験談でした。
- 手術前後は暇なので、スマホの充電器とゲーム機を持っていくのおすすめ
- 水はいっぱい飲んどけ。軟便じゃなかったらきっと裂けてた。
- 正直めっちゃ痛いので、しなくて済むに越したことはない。
- けど治さなければ一生鈍い痛みと付き合い続けるハメになるし、いい機会なので綺麗に治してしまおう。
汚い話で申し訳なかったですが、これから痔の手術をするかどうか悩んでいる痔主さん達の参考になれば幸いです。